いわゆるBIG3と言われる、スクワットやデッドリフト、ベンチプレスなどや、ベントオーバーローイングやショルダープレスなどのバーベルトレーニング。
スポーツクラブなどでやった事のない方々の理由としては、やり方がわからなかったり、やる環境がなかったり、怪我しそうで怖かったり、マッチョな人たちがいてやりづらいなど様々な理由があるかと思います。
確かにマシンの方が簡単そうに見えますし、スポーツクラブで案内される最初の種目は間違いなくマシーンの種目かと思います。
前提として決してマシントレーニングが簡単というわけでも、効果がないという訳でもありません。
マシントレーニングについてはこちらを。
No.26 バーベルトレーニングのすすめの記事にも書きましたがバーベルトレーニングのメリットとしては
①重さを扱える
②脊柱の安定性を養える
③全身の筋力、体力を使う
④バリエーションが豊富
があるかと思います。
特に私が中高年者中心に指導していて感じるのは、③番の向上です。
現在勤務している八丁堀の施設にはスポーツクラブでは限界を感じている中高年が多くご来店されます。
そういった中高年を中心としたスポーツクラブでマシントレーニングをやっていたはずの方々に、バーベルトレーニングの指導をするのですが、ほとんどの方がバーベルを持ったスクワットが最初はうまくできません。
理由は、スクワット動作を日頃していないから。です。
つまり、筋力が低下してスクワット動作ができないわけではなく(おそらくそこまで弱くなっている方はジムのような場所には来づらいと思います)、股関節を中心にしゃがむ動作の未習得や、全身の筋肉の協調性に欠けている事がほとんどだと感じます。
もちろん、マシンでも同様に股関節の筋力は使用します。ただし、生活やスポーツの時のように立った状態での動作はマシンの場合は行えません。
ですので上記の②と③の要素がマシントレーニングだとバーベルトレーニングに比べてどうしても弱くなってしまいます。
つまり、レッグプレスで脚のトレーニングをしていたとしてもスクワット動作ができるようになるとは限らないという事です。
バーベルや自体重でトレーニングができない何らかの理由がある場合は除いて、私がバーベルトレーニングを進める理由はそれです。
バーベルトレーニングを行う事で目的以外の筋肉も強調して働き、より日常やスポーツの手助けをしてくれる可能性が高くなると考えております。
是非バーベルトレーニングをやった事がない方は近くの専門家にご依頼ください。
TTBパーソナルジム八丁堀
木村聡