『運動前の静的なストレッチはパフォーマンスを低下させる』
昨今では常識に一般的になりつつある情報です。
では柔軟性を向上させる、静的ストレッチは本当にパフォーマンスがおちるのか、落とさない為に対策はないのかを今回は再考していきます。
まず、ストレッチには大きく分けて2つあります。
①静的ストレッチ : ゆったりやるストレッチ
②動的ストレッチ:動かしながらやるストレッチ
例えばリラックスしてやるヨガなんかは①になり、ラジオ体操などは②になります。
最近では、運動前は②、運動後は①というのが当たり前になってきています。
では、本当に静的ストレッチはやらない方がいいのか…こんなデータがありました。
『筋力は-5.4%、筋パワーは-1.3%、力の立ち上がりが-4.5%、ジャンプ・スプリントが-1.6%の減少が見られる』
やはり、運動前の静的なストレッチは、筋力やパワーなどを低下させる傾向がある事がわかります。
でも、なんとなく静的なストレッチをやりたくなる時もありますよね?
そんな時は以下のポイントを気をつけてやってみてください。
①長くやりすぎない
→短い静的(20秒以下)のストレッチならほぼ影響ない
②主運動の直前はさける
→筋力低下の持続時間は短時間である
③やる場合はその後に動的なストレッチを入れる
まとめ
運動直前の静的なストレッチは確かに筋力の低下が見られるので、運動前は動的なストレッチをオススメしますが、どうしてもやりたい場合は上記のポイントを気をつけた上で行う事をオススメします。
TTBパーソナルジム八丁堀
木村聡
参考文献
Stretching Science
– Utilize the findings of research for stretching –Takamasa MIZUNO