No.65 トレーニングの原理原則を考える 1/8 〜特異性の原理〜

No.65 トレーニングの原理原則を考える 1/8 〜特異性の原理〜

トレーニングにはプログラムをより安全で効果的に進めていく為の原理原則が8つあります。

今回からはその原理原則をわかりやすく一つずつ解説をしていきたいと思います。

 

まず原則は3つあり、今回は

『特異性の原理』

について書いていきたいと思います。

英語では『Spesific Adaptation to  Imposed Demands』(SAID)といいますが、訳すと”かせられたら刺激に対する特異的な適応”という意味です。

 

トレーニングによって身体はその刺激に対して”適応”して変化していきます。

 

例えば、

筋力トレーニングで重い重さに対して重いと感じると、その重さが軽くなるようにカラダも徐々に適応されていきます。

また、10分間走る事がキツければ、それが楽になるように身体は適応されていきます。

 

つまり、目的とする効果を得るためには(力なのか、持久力なのかなど)その特異性を考慮したプログラムデザインが必要だとという事です。

 

トレーニングにおいての”特異性”とは、負荷はもちろん、動き方(バイオメカニクス)や、エネルギー機構などがあり、それらを目的に合わせてトレーニングメニューを組む必要があるという事です。

 

当たり前のように聞こえますが、ダイエットや筋力をあげたいのにも関わらず、

それに見合った負荷で筋トレをしていない方々も多く見かけます。

 

筋肉をつけたいと言っている方がずっと軽い重さや、自体重でトレーニングをしていても、筋肉をつけたいと身体が思わないので、それに適応されていかないという事です。

 

ですので、まずは特異性の原理にのっとり、自分の目的とプログラムが合っているかを確認してみてください。それが合っていないと今の頑張りも効果的でない可能性があります。

 

合致しているかが不明な方は是非近くの専門家にご相談ください。

 

トレーニングコーチ

TTBパーソナルトレーニング

木村聡

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