最近ひと昔前に流行ったドローインが本の影響で再度加熱しそうなので、私の(一般的な)見解をまとめていきます。
ドローインは皆様聞いたことがあると思います。”腹横筋を使ってお腹を凹ませる運動”の事です。
要はお腹を覆う腹横筋という筋肉の筋トレです。
それが、お腹を凹ませる効果がある、又は運動に効果があると言ってすこし前、また最近注目されつつあるように感じます。
そもそもドローインの重要性は腹横筋を働かせる事(運動制御=モーターコントロールの改善)であり、やればやるほど腹横筋が鍛えられてお腹が凹むという目的では無いという事です。
またパフォーマンスやトレーニング効果を高める事も考えづらいです。
腹横筋が働きづらいと腰痛のリスクが高いという事で注目されたのがドローインです。
ですので、ドローインはあくまで腹横筋の運動を促す運動であり、お腹をシェイプさせる為の運動では無いという事です。
対して、トレーニングでよく用いるのが”ブレーシング”という呼吸法です。
これはドローインとは逆に体幹部の筋肉達を総動員して腹部の安定をはかる運動です。
電車で揺れて足を着いた時などにグッとお腹にちからを入れる感覚だと思ってください。
ここで考えていただきたいのは、お腹を凹ませた状態と、お腹を(膨らませて)全体で力を入れている状態でどちらが安定し強化できそうかという事です。
よくペットボトルで例えますが、凹ました状態と水がパンパンの状態どちらが強そうですか?
トレーニングでいうと、皆様もスクワットなどをやる際は体幹部を安定させる為に勝手にブレーシングされているはずです。
スポーツをやる際も同じです。
そこをあえてお腹を凹ませた状態でやるというのは物理的に考えて安定力と強度が下がります。
ドローインがパフォーマンスやトレーニング効果を上げる事が考えづらいと前述したのはこの理由です。
ですので、私はドローインという考え方はあまりせずにトレーニングをしてもらい、さらにお腹を痩せるためにはお腹の脂肪を落とす食事と運動の管理を優先しています。
色々な考えがあるとは思いますが、惑わされていたら私の(一般的な)考えも1つ参考にしてみてください。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
人形町TTBパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナー
木村聡
トライアル60分2,200円で受付中。
詳しくはhttps://ttb.jp/へ
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖