No.36 体幹〜再考③〜

No.36 体幹〜再考③〜

No.35、36で体幹の私の考えや役割についてを書きました。
No.34

No.35

ではそれらの役割を果たすためにどのようにトレーニングすべきなのか、また効率的なのか、本日もお付き合いください。

結論から言うと、
重さ扱うウエイトトレーニングを行う事だと思っています。

前回も書いたように体幹の役割としては、動くとき、動かしたくない時に保持する・伝える働きが大きいと私は考えています。

代表的な体幹種目であるプランクやブリッジも、低体力の方々には姿勢を保持する事で体幹部の固定力のトレーニングになると思います。

 

しかし、ある程度慣れてきた方々にとってはそれをする事で、体幹部の働きを向上するとは私は考えずらいと思っています。

なぜなら、慣れてくると低負荷高回数(時間)のトレーニングにだんだんとなってくるので、それは例えば、走る・飛ぶ・蹴る時や、階段を上がる、荷物を持ち上げるなどの短時間の体幹の固定力・伝達力には繋がらないと考えているからです。

 

それらの力を養う為に、最近はさまざまなアイテムを使ったりなどで体幹部の動員を増やすトレーニングをよく見かけます。
それも確かに固定力のトレーニングにはなるとは思いますが、どれもウエイトトレーニングほど物理的な負荷がかかりづらくなるというデメリットもあります。

 

要は、バランスボールやアイテムを使うスキルの向上にはなりますが、体幹部や目的とする筋肉への物理的な負荷はかかりづらいという事です。

 

それならば、スクワットやデッドリフト、ベンチプレス 、ショルダープレスなど、トレーニング時に重さを扱い、体幹部に力を入れざるおえない状況下のもと、運動を行えば自ずと”体幹”のトレーニングになるのではないでしょうか。

私は筋力トレーニングのコーチですので、限られた時間の中で筋力を向上させる事を優先させます。その中でさまざまな効率を考えると、やはり重さを扱うウエイトトレーニングが私の中では優先されます。

是非、スポーツ競技者はもちろん、よくわからないけど体幹が弱いと感じる方、体力の衰えを感じる方は是非ともウエイトトレーニングをオススメします。

パーソナルトレーナー/s&cコーチ
木村聡

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