No.13 可動と固定を意識する

No.13 可動と固定を意識する

“体幹を固定させる”
という概念は昨今認知が多くなっていることを感じています。

ただ一方で、”身体に力を入れすぎないように”というコーチングを聞くことも多いです。

ではどこを固定してどこを動かせばいいのでしょうか。

前回の記事
と同様、私がトレーニング指導をする上でのベースにあるのが、Joint by Jointアプローチという考え方です。

簡単に言うと動きの中でそれぞれの関節には固定や可動の役割があり、それが互い違いに配列されていて、力の伝達や動きを良くするために、可動をしたい関節の隣の関節は固定しておく必要があるという考え方です。

例えば、デッドリフトやスクワットで腰を痛めるケースでは、
可動しなければいけない股関節が可動していない、
または、固定されていなければいけない腰椎が固定されていない、もしくは固定できないほどの重量を扱っているケースもあります。
それによって腰椎に過剰なトルク(負荷)がかかり、痛めてしまうケースです。

可動するところは可動するようにし、
固定しなければいけないところは固定する事を訓練していけば、トレーニングもスポーツも動きが上手くなり、力の伝達やケガの予防にも繋がってくると思います。

是非、トレーニングやスポーツをする際、
固定するところ、可動するところを意識して行ってみてください。

パーソナルトレーナー/S&Cコーチ
木村聡

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