“体幹トレーニング”
“体幹を使う”
“体幹が弱い”
皆様もよく聞き、よく使うと思います。
今回から”体幹”について私の考え方を書いていきたいとおもいます。
そもそも体幹って具体的にどこを指しているのでしょうか。
コトバンクによると、
『脊椎動物の体のうち,体肢を除いた部分~』
とあります。
体肢というのは、手足の事です。
ですから、言葉の意味としては手足を除いた身体の部分の事を体幹というそうです。
体幹トレーニングはプランクやブリッジなどを基本に、最近はどんどん難易度が高くなっており、不安定な場所でのウエイトトレーニングなども推奨されています。
ではこの体幹を鍛えると何がいいのか…
よく耳にしたりするのは
・痩せる
・姿勢が良くなる
・引き締まる
・安定する
などですかね。
もちろん体幹だけをやればこうなるとは言っていないのでしょうが、少しこのような表現がフィットネス、運動指導に先行しているイメージがあります。
体幹トレーニングの代表的な種目のプランク(肘とつま先をうつ伏せの状態で付きキープする種目)の世界記録をご存知でしょうか?
9時間11分1秒
です。アメリカの退役軍人の男性で当時58歳でした。
体幹種目の世界記録ですから要は世界一体幹が強い人ということになります。
興味ある方は動画が出ていましたので検索してみてほしいのですが、筋肉質ですが、決して痩せていないし、姿勢もいいとはいえません。
どうでしょうか。
もちろん、プランクを9時間続ける体力はすごいですが、上記のよくいわれる体幹の効果とはあまり結びつかない気は私はします。
むしろ、痩せる事や姿勢、安定にはもっと他の大事な体力要素があり、
“体幹”にももっと他の重要な働きがあると思っています。
具体的な”体幹”の効果、作用についてはまた次回にしたいとおもいます。
パーソナルトレーナー/S&Cコーチ
2019.7.1
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