No.95 バドミントンのような俊敏なステップを繰り返すスポーツにおいての筋トレの立ち位置〜世界バドミントン2019を見て〜

No.95 バドミントンのような俊敏なステップを繰り返すスポーツにおいての筋トレの立ち位置〜世界バドミントン2019を見て〜

昨晩(2019.8.25)世界バドミントンをTVで観戦していたなかで、俊敏に前後左右に動く選手たちを見ていて筋力トレーニングがどのように活かされるか考えていました。

バドミントンは、俊敏性、敏捷性、耐乳酸能力、スピード、パワー、有酸素能力、柔軟性、反応、空間認識能力など、様々な能力が必要な競技かと思います。

昨日の女子の優勝者プサルラ選手は身長も大きく、パワーがあるにもかかわらず俊敏性に長け、今大会は奥原選手を圧倒してたように感じます。

このとても高度な俊敏性は競技練習中やドリルで強化し、

No.42 “筋トレ”と”スキル練習”を明確に分ける

耐乳酸能力は主に耐乳酸能力を高める有酸素トレーニングや無酸素トレーニングが必要です。

No.19 【乳酸について①】 乳酸=疲労物質ではない

もちろん両者にも筋トレは関係しなくはないですが、主な筋トレの効果はそこではないと私は考えます。

 

私は筋トレはあくまで筋力を高める事に最大の目的があると考えています。

それによって、スピードやパワーの向上や、怪我の予防につながると考えます。

例えば、

スマッシュやショートダッシュ、サイドステップなどのベースとなる筋力強化。

その素早いスイングや、ダッシュの動きから体重プラスαの力や外力から関節を守る筋力強化。

また、それらの日々の競技練習に耐える為の筋力強化。

これらが筋力トレーニングの立ち位置であり、それを区別し競技練習やドリル、有酸素トレーニングなどと組み合わせることで、競技力の向上に繋がると私は考えています。

 

一般の方でいうと、普段の運動量や階段、歩行、仕事などに耐え得る筋力強化が筋トレの最大の目的だと考えております。

そうすれば、姿勢を支える筋力や、関節を支える筋力がつき姿勢の改善や関節痛の改善・予防につながると考えます。

つまり、筋トレの主な目的は競技の具体的な能力やスキルを向上させる事ではなく、競技スキルを向上する為のベースとなる筋力の向上だと考えます。

 

その為には、これまでのブログにも書かせていただいた通り、ベーシックな筋力トレーニングの種目である程度の重さを持ち、強化していくことが必須だと考えます。

No.61 “重さ”を持つメリット

 

それにしても昨日の試合はどれもいい試合でした。

桃田選手連覇おめでとう!!

ナガマツペア連覇おめでとう!!


TTBパーソナルジム八丁堀

木村聡

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