No.93 トレーニングフォームで優先すべき事は?

No.93 トレーニングフォームで優先すべき事は?

社内でこんな質問がありました。

『ベンチプレスの角度は肩関節外転6075°が推奨されていると本にかいてあったのですがどう思いますか?そう指導しますか?』と。

 

確かにベンチプレスで肩を痛めてしまうフォームに肩が外転(肘が肩のほうにくる)し過ぎて肩があがりすぎてしまうケースがあります。

 

その本にも推奨フォームとして角度も載せてあり、フォームが細かく載っていることで、読者はとてもわかりやすいなと思います。

 

では指導や実際にやるときはどうでしょうか?

『まず、肩関節を60°から75°にしてください。』

というと難しい方が多いのではないでしょうか?

(本にそう書いているわけではありません)

 

そこで私はどうしているか考えてみました。

 

結論、私がフォームを指導するとき、自分でトレーニングを行うとき、身体の中心部から近いほう(近位)から姿勢をつくり、

中心から遠い方(遠位)を指導、意識するのは順序としては後回しにする事が多いなと思いました。

 

例えばベンチプレスの場合、ベンチに寝てもらい5ポイントコンタクト(足、お尻、肩、頭)で、握る位置を決め、そこからまずは肩甲骨の位置、肩の位置を正します。すると、肩の角度は結果的におおよそ先程の角度になると思います。

 

何が言いたいかというと、結果の形を意識しずてしまうと他が疎かになるケースがあるという事です。

 

つまり、フォームを正すという事は

 

構造上関節を安全な位置にし、

かつ目的である筋肉に負荷がかかる位置に正す

 

という事だと私は思っています。

そうすれば結果として目的に合った最適なフォームになると考えます。

 

是非参考にしていただき、難しければお気軽にご相談ください。

 


TTBパーソナルジム八丁堀

木村聡

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