社内でこんな質問がありました。
『ベンチプレスの角度は肩関節外転60〜75°が推奨されていると本にかいてあったのですがどう思いますか?そう指導しますか?』と。
確かにベンチプレスで肩を痛めてしまうフォームに肩が外転(肘が肩のほうにくる)し過ぎて肩があがりすぎてしまうケースがあります。
その本にも推奨フォームとして角度も載せてあり、フォームが細かく載っていることで、読者はとてもわかりやすいなと思います。
では指導や実際にやるときはどうでしょうか?
『まず、肩関節を60°から75°にしてください。』
というと難しい方が多いのではないでしょうか?
(本にそう書いているわけではありません)
そこで私はどうしているか考えてみました。
結論、私がフォームを指導するとき、自分でトレーニングを行うとき、身体の中心部から近いほう(近位)から姿勢をつくり、
中心から遠い方(遠位)を指導、意識するのは順序としては後回しにする事が多いなと思いました。
例えばベンチプレスの場合、ベンチに寝てもらい5ポイントコンタクト(足、お尻、肩、頭)で、握る位置を決め、そこからまずは肩甲骨の位置、肩の位置を正します。すると、肩の角度は結果的におおよそ先程の角度になると思います。
何が言いたいかというと、結果の形を意識しずてしまうと他が疎かになるケースがあるという事です。
つまり、フォームを正すという事は
構造上関節を安全な位置にし、
かつ目的である筋肉に負荷がかかる位置に正す
という事だと私は思っています。
そうすれば結果として目的に合った最適なフォームになると考えます。
是非参考にしていただき、難しければお気軽にご相談ください。
TTBパーソナルジム八丁堀
木村聡